糖尿病性神経障害 医師が教える怖さと対処法

糖尿病性神経障害 について、
前回に引き続き、永井先生にインタビューしてきました!

糖尿病性神経障害について詳しくはこちら

大塚 幸大)
糖尿病の三大合併症の1つである神経障害の初期症状、諸症状を教えて下さい!

永井 先生)
初期症状として、シビレが足に来る方が多いですね。常にシビレるわけでは無く、最近シビレることが多くなったなと感じる方が初期症状といえます。そこから更に進んでいくと、足の裏の違和感を感じる方もいます。人によってはシビレが痛みに変わる方もいらっしゃいます。
進行していけば、足のバランスが悪くなり、歩くのが難しくなっていきます。末梢神経障害が出ている状態の方は、必ず血行障害も出ているので、放っておくと糖尿病性の壊疽につながっていきます。

以下、大)、永)に省略。

大)
神経障害に対して、薬物療法を除いた治療法はどんなことがありますか?

永)
大事なのは入れる糖をどう抑えていくか?と糖の利用をどうしていくか?だと思うんですね。単純に血糖値を上げる回数を減らすってことが一番大事。人間は1日3食食べたら3回血糖値が上がりますよね。ここに10時のおやつ、3時のおやつ、夜食といったら、1日6回血糖値が上がることになりますよね。だからまず回数を減らして、1日3食3回に抑えることが大事です。量を減らすよりも回数を減らすことの方が大切です。
運動も大切で、1週間150分以上、1回20分以上ということがいわれています。例えば、週末だけ運動する方は75分ずつ2日に分けて、というスタイルになりますし、週末はゆっくりしたいという方は平日の5日で30分ずつ運動するというスタイルでもどちらでも良いと思います。ただ、生活習慣を変えるというのは、すごく大変なことだと思います。ましてやしなくてはいけないと思うと余計出来ない。義務感や責任感というものでは無く、そこから外れて「やればいいかなぁ」「今までこんな生活を送ってきたけど、一丁やってみるか!」とかそんなつもりでやったほうがきっと上手くいくと思います。
あとは、サプリメントと心の問題をどうするかとかあると思うんですけど、例えば、健康食品が何が良い、何が悪いというものは無く、薬と一緒で合う合わないがあると思うので、使ってみたら、こういうのは大体3ヶ月は最低でも続けてみる。続けて効果が無いなら、一旦そこで考えることが大切だと思います。

大)
糖尿病の予備軍や、自覚症状の無い方の予防法はありますか?
永)
そもそも人間というのは生きる上で、血糖値が上がるというのはとても重要なことなんです。1日3回食事をすれば、その度に上がることが重要なんだけども上がり過ぎてしまうと糖尿病ということになってしまうんです。
例えば、過食の人というのは、何かに対する不安だったり、この先、食べられなくなってしまうかもしれないという不安から蓄えておこうとする行動、飢餓に対する不安というのもあるかもしれない。そういったことも、まだ血糖値は正常でもこれから予備軍に繋がることもありますね。血糖値を上げる要素として、ストレスというのも大きく関わってきます。でも、生きてる上でストレスというのは必ずかかってきます。じゃあ、どうしたら良いかというと、怖い時は、怖い。腹が立つ時は、腹が立つし、悲しい時は、悲しい感情に向き合っていくのが一番良い方法ですね。ただ、大人というのは時と場所を考えて、感情と向き合っていくものだと思います。例えば、目の前にお菓子があって、あなたは脳では食べたいと思っていても、本当に身体が必要としているか?自分の身体に聞いてみることです。それで、もし身体が必要としてなくて寂しい気持ちになったら、その寂しい感情を味わう、受け取る。そういうことがとっても大事なことなんです。だから、僕はこれが正しい、これが間違いだとか決めつけることは違うかなと思います。やっぱりその人に合ったことが一番だと思うし健康というのは自らが作っていくものだと思います。

貴重なご意見を聞かせていただきありがとうございます!
次回のテーマは「糖尿病性網膜症について」インタビューしてきます!

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